筒井祐子 (Yuko HASHIGUHI-TSUTSUI)
●YOGAに出会ったのは19歳の時。もともと虚弱体質で運動も苦手だった私ですが、大学入学を機にもっと活動的になりたい!と門戸を叩いたのがきっかけです。卒業後一般企業等での勤務を経て、ヨーガ療法士として活動するというご縁をいただいてからあっという間に20年が経ちました。30代でインドのマザーテレサが設立された「死を待つ人の家」で過ごした時に感じたのは、「人は生きてきたようにしか死ねない」ということです。その時から、自分はどのように生きていくのかということが私の大きなテーマになりました。
大好きだった国際協力の仕事を体調不良によって辞めざるを得なかったことは、心と身体の関係についての学びをを深める大きなきっかけとなりました。最初は身体が健康になりたくて始めたYOGAでしたが、その後本格的に学ぶにつれて心と身体の関係だけでなく、心身を整えて自分自身を見つめていくことの大切さに気がつきました。この20年間、いろいろな方にYOGAをお伝えする中で、まさに心と身体は両輪であり、心の不調は身体を動かすことで、身体の不調は心を動かすことで回復していくこと、自分を見つめなおすことで慢性疾患等が回復していくことなどを実感しています。
さらに、マインドフルネスとの出会いにより、ヨーガの呼吸法や瞑想法をよりシンプルにやさしくアプローチしていく方法があることも学びました。学生時代も会社勤めの時代も子育ての時代も、いつでもベストを尽くさねば!と頑張ってきた私に、「どこに行かなくても、何もしなくても、今のあなたはそのままで素晴らしいのです」と言う慈しみに満ちたメッセージは、とても優しく響きます。未来志向の私は、いつも何をするか(Do)ということにばかり意識が向いてしまい、どのような心で過ごすか(Be)ということはおろそかになりがちでした。けれど、「今、ここ」の自分がどのような状態かということに意識を向けることの大切さを学び、日々の小さな出来事を大切に過ごせるようになりました。
発達に課題を抱える方々を対象としたクリニックや施設等臨床現場での経験を役立て、2012年には国家資格である公認心理師の資格を取得し、その後も子どもの感覚統合療法や傾聴カウンセリングなど専門的な研鑽を続けています。長い人生の中で誰でも様々なサポートが必要な時があることと思います。自分の心と身体をつなぎ、家族や社会、さらに不変なるものとつながれるようにささやかながらお手伝いさせていただければ幸いです。
●資格 公認心理師
健康運動実践指導者
(社)日本ヨーガ療法学会認定ヨーガ療法士
インド中央政府科学技術省公認ヨーガ・セラピスト、ベビー&ママヨガ認定講師
NPO法人Smile Up 認定傾聴カウンセラー
昭和大学ストレスマネジメント研究所BODY MIND TRAINER(心理トレーナー)
●略歴 民間企業、国際協力機構(JICA)に15年勤務の後、自身の心身の不調をきっかけにストレスと心身の健康についての理解を深めるため、ヨガ、整体、心理学を学ぶ。2010年よりストレスマネジメント、ヨーガ療法の指導を開始。一般のヨガクラスの他、メンタルクリニック・都立精神保健福祉センター・就労支援施設・放課後等デイサービス等において、発達障がい、気分障がい等の課題を抱える子どもや成人のクラスを担当。マインドフルネス&へルス講習会(フランスPlum Village)、感覚統合入門講習会基礎、応用コース終了。
●主な公共団体・法人等における指導歴
NPO法人狛江さつき会 ワークインメイ(B型就労支援施設)ヨーガ療法講師(2012~2024)
介護施設 イリーゼ相模大野 シニアヨーガ講師 (2015~2019)
神田東クリニック リワークプログラム ヨーガ療法・マインドフルネス講師(2015~2023)
川崎市立岡上子ども文化センター ママ&ベビーヨガ講師(2014~現在)
放課後等デイサービス ぶーけあざみ野南・中川 (2018~現在)
東京都多摩総合精神保健福祉センター デイケアプログラム ヨーガ療法講師(2022~現在)
世田谷区社会福祉協議会 ぷらっとフォーム世田谷 ストレスマネジメントマインド 講師(2023~現在)
その他 PTA、社会福祉協議会、冒険遊び場、高齢者支援センター主催のイベント
●セミナー等講義歴
(社)産業カウンセラー協会東京支部「マインドフルネスを体験しよう!」、「マインドフルネス入門」講師(2022.6、8)
(社)日本ヨーガ療法学会「リワーク、メンタル・ヘルスにおいてのヨーガセラピー講座」講師(2019.1)
(社)日本ヨーガ療法学会第20回研究総会 分科会「リワーク」パネリスト(2022.6)